“Astronomical observation polar bear”
シロクマは、北極冒険隊が置いていった天体望遠鏡を恐る恐る覗いてみました。
自分のルーツである「おおぐま座」と「こぐま座」を探してみます。
北斗七星は「おおぐま座」の一部なので、まず最初に北斗七星を探します。
「こぐま座」はその隣にあり、北極星を含みます。
北斗七星も北極星も強く輝く2等星なので、シロクマにもカンタンに星座を見つけることができました。
「おおぐま座」と「こぐま座」には、神話があります。
神様ゼウスは息子アルカスが、呪いでクマにされた母親カリストに気づかずに射ち殺すことのないように、息子もクマに変え、そのまま二人引っ張り上げて星座にしました。
しかし、そんな難しい話はどうでもよくなるほどに美しい星空です。
シロクマは、いつまでもいつまでも見上げていました。