ひとは生まれたときから、ずっと何かを待つ生きものだ。 夕食が出来上がるのを待つ。 交差点で信号が変わるのを待つ。 コンサートの開始を待つ。 終業のチャイムを待つ。 会いたい人を待つ。 まだ見ぬ人を待つ。 会いたかった人を待つ。 少し待てば叶うこともあれば、永く待っても何も成さないこともある。 それでも、待つ。 待ち続ける人々を、冬は温め、夏は涼やかに、心穏やかにするものが街には並ぶ。 僕もそんなものをつくりたいと思う。 待つ人に、時間に、ただやさしく寄り添うものを。 Related Posts 2016年8月31日ものづくりのイロハを教えてくれたひと 2016年8月6日街のなかで波をさがして 2016年5月4日もうそれしか覚えていない。 描画ツールの紹介Bloggr@phic様にてコンペ受賞した作品が販売