高校時代に好きだったクーラ・シェイカーというバンドが数年ぶりにアルバムをリリースしました。
その名も「K2.0」、デビュー・アルバムは「K」というタイトルなので、まさに続編と呼べるものです。
「K2.0」は大傑作「K」に勝るとも劣らない良作で期待通りの作品でした。
世の中にはこれまでさまざまな続編が作られていますが、前作より面白くなくなることがほとんどです。
続編というのは作りやすいのですが、出来の良かった前作が壁になってしまうことも多々あります。
そんな中で、続編の成功例としてよく挙げられる映画に「エイリアン2」と「ターミネーター2」があります。
確かにどちらも前作より面白いのです。
最近、僕が観た作品で前作より面白かったものを紹介します。
「V/H/S/ネクストレベル」
ホラー映画「V/H/S/シンドローム」の続編です。
「V/H/S/」シリーズは、短編がオムニバス形式で収められているのですが、とにかく発想が面白いのです。
2時間の作品を撮るには弱いモチーフだけど、20分くらいなら最高に面白いというところを狙って作られています。
すべての作品がハンディカメラで撮られているので、非常にチープなのですが、アイデア重視の姿勢に好感が持てます。
ちなみにシリーズ最終作の「V/H/S/ファイナル・インパクト」もすべての物語を収束させる素晴らしい作品です。
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すべての人を納得させることができる続編なんてそうそうありませんが、前作の流れを組み、新しいことにもチャレンジする、そんなムチャなものが続編には求められてしまいます。
ファンの期待に応えることができるクリエイターは本当にかっこいいものです。