ひとは生まれたときから、ずっと何かを待つ生きものだ。

夕食が出来上がるのを待つ。

交差点で信号が変わるのを待つ。

コンサートの開始を待つ。

終業のチャイムを待つ。

会いたい人を待つ。

まだ見ぬ人を待つ。

会いたかった人を待つ。

少し待てば叶うこともあれば、永く待っても何も成さないこともある。

それでも、待つ。

待ち続ける人々を、冬は温め、夏は涼やかに、心穏やかにするものが街には並ぶ。

僕もそんなものをつくりたいと思う。

待つ人に、時間に、ただやさしく寄り添うものを。

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